カタカナが並ぶ中で異彩を放つ
「何これ…薬草?」「さぁ?初めて見るわ、スタッフさんに聞こうか?」時間を潰す為に入った店、カタカナが並ぶ中で異彩を放つ、漢字ばかりの名前の商品が目につく。
ふと疑問に思う事を呟いただけのつもりが、友人がキョロキョロ探し始める。「え、いいよ!聞くと、これを買わなきゃ帰れないじゃん!」
「え?質問するだけでも大丈夫。もう、ホント真面目ねぇ」そういう問題か。真面目っつーより小心者だからかも…。
「でも本当に名前が気になっただけ。買うつもりは全然無いし!」「そこまで力説は不要。でも良い物かもよ。もう気になっちゃった、教えてもらおうよ」
まぁそう…は逃す方が勿体無い、出会いも縁ってやつか。「覚悟を決め、ではお願いします!」「はいさー。あ、すみませーん!」
こうやって2人は、スタッフから丁寧なレクチャーを受けた。